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細雪 (下) (新潮文庫)
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細雪 (下) (新潮文庫)
定価:1929円
『源氏物語』完訳後、書き上げた現代の王朝風絵巻物。
絢爛たる谷崎の記念碑的大作、ついに完結。
昭和十六年、三十五歳になった雪子は、やっと貴族出の男との縁談がまとまり、結婚式に上京する。
他方、バーテンと同棲した妙子は子供を死産してしまい、明暗二様の対比のうちに物語が終る。
『源氏物語』の現代語訳をなしとげた著者が、現代の上方文化のなかにその伝統を再現しようと、戦争中の言論統制によって雑誌掲載を禁止されながらも、えいえいとして書き続けた記念碑的大作。
巻末に用語、時代背景などについての詳細な注解、解説を付す。
本文より その時分になると蛍があまり沢山いるので、誰も遠慮なく声を出したが、お互に、蛍に釣られてつい離れ離れになるので、始終呼び合っていないと、闇に取り残されてしまう心配があった。
幸子はいつか雪子と二人だけになっていたが、向う岸でこいちゃんこいちゃんと云っている悦子の声と、それに答える妙子の声がとぎれとぎれに、……少し風が出て来たので、……聞えたり消えたりした。
何と云っても子供っぽい遊びになると、三人のうちでは妙子が一番気も若いし、体も利くので、こう云う時にはいつも彼女が悦子の相手
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